ニュースリリース
CO2排出量削減事業の推進に向けた環境価値取引事業の協業について
2021.03.18
ENEOSホールディングス株式会社(社長 大田 勝幸、以下「ENEOS」)および株式会社ウェイストボックス(代表取締役:鈴木 修一郎、以下「ウェイストボックス」)は、本日、CO2クレジットに代表される環境価値を取引する事業について、協業を開始したことをお知らせします。
これにあたり、本日、ENEOSは 100%出資会社の ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社(社長:矢崎 靖典)を通じ、ウェイストボックスに出資し、資本参画いたしました。
ENEOSグループでは 、2040年には自社が排出するCO2のカーボンニュートラル実現を掲げており、CO2排出量削減に資する事業の創出に向けスタートアップ等と協業 を積極的に推進しております。それらの協業によるCO2削減量を今般協業する価値取引事業においてクレジット化し、それをENEOSが買い取り自社のCO2排出削減量として適用するという、ENEOS環境価値エコシステムの構築を目指します。
本協業では、国際的なイニシアチブとも連携するウェイストボックスのCO2クレジットの権利化やカーボンオフセットの知見と経験を活用した環境価値取引事業を構築します。価値の算出方法については、グローバルスタンダードで認知されている第三者認証を取得し、国内だけでなく国際的なネットゼロの最新動向等も踏まえ、適切な方法で実施いたします。また、2022年度を目途に本事業を運営する合弁会社の設立も検討してまいります。
さらに両社にて、森林や海洋等の水域における生態系の再生といった取り組み(Nature based Solutions,”NbS”)が生み出す環境価値の算定方法について調査を行い、ENEOSが推進するNbSの分野におけるCO2クレジットの創出に資する事業への活用を目指します。
両社は、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)※の目標8「働きがいも経済成長も」、目標13「 気候変動 に具体的な対策を」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」 の達成につながる本協業を通じて、脱炭素・循環型社会への貢献を加速してまいります。
以上
参考
1.ENEOS環境価値エコシステムの概念図
2.各社概要
(1)ENEOS ホールディングス 株式会社
代表者 | 代表取締役社長 大田 勝幸 |
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所在地 | 東京都千代田区大手町1-1-2 |
事業内容 | エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社およびグループ会社の経営管理ならびにこれに付帯する業務 |
設立日 | 2010年4月1日 |
(2)株式会社ウェイストボックス
代表者 | 代表取締役 鈴木 修一郎 |
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所在地 | 愛知県名古屋市中区栄2-6-1 |
事業内容 | •GHG 関連事業( SCOPE1,2,3 把握、 SBT, RE100, CDP 情報開示支援) •製品・サービスの排出量調査(LCA 、 CFP 等) •排出権権利化代行(J-クレジット創出支援等) •カーボン・オフセットプロバイダー事業 上記に付帯する環境コンサルティング事業 |
設立日 | 2006年2月2日 |
(3)ENEOS イノベーションパートナーズ合同会社
代表者 | 社長 矢崎 靖典 |
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所在地 | 東京都千代田区大手町1-1-2 |
事業内容 | 未来事業推進のための投資およびその管理 |
設立日 | 2019年10月1日 |
株主構成 | ENEOSホールディングス100% |